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教養・マナー

【エイフマン・バレエ ロダン〜魂を捧げた幻想】(Sorry, no English)

2019/07/21

エイフマンという人は完璧主義なのだろう。ダンサーたちの動きの全てに細心の注意が滲み出す。
特に2幕のロダンとカミーユ、ローズの踊りには緊張感と情念が溢れる。

「ロダン」というタイトルだが、これはカミーユ・クローデルの物語だ。
ロダンのミューズであり愛人でもあった才能溢れるカミーユ。
神から才能を賜るというのは、なんと過酷なことか。
才能ゆえに彼女は身を焦がし、自らを駆り立てる。


ロダンとの愛と自らの才能。
その果てにあるのは、平安ではない。
焦がれても果たせぬ時、自らの精神を破壊するのはロダンへの憎しみだけだったろうか?
神から賜った才能を十分に開花させることができなかった、自らの「神への罪悪感」ではなかったか?

エイフマンの代表作「アンナ・カレーニナ」を観るのが楽しみだ。

 

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